AraksのLingerie on FilmのことをBlogにしていなかったと思い、今回はその話題です。

このコラボレーションは2010年、私がAraksを取り扱い始めた時くらいから始まっているもの。今回はパンデミックを挟んで久々でした。

Araksの友人や著名な人を含めクリエイティブな人たちに使い捨てカメラを渡して、Araksのランジェリーとともに自由に撮影をしてもらうというもの。毎回すごく興味深く、ずっと大好きです。好きな作品はプリントを購入して額に入れて家に飾っています。AraksのHPにコラボレーションした人たちのインタビューが載っているのですが、それがまた興味深いです。訳したものをここに書くのは少し違う…皆様こちらからぜひ読んでみてください!

今回だと特にMickey Sumnerが印象的でした。Frances Haのソフィーです!Frances Haが懐かしすぎて、そして2012年の作品なことになんだか驚き…でももっと驚いたのは最近話題のプラダを着た悪魔が2006年だったこと!!泣きそうになりました。寒いくらい冷房の効いたNYの映画館で見たなと…iPhoneもソーシャルメディアもない時代だったんだなと。

Mickey Sumnerも、このAraksのプロジェクトで使い捨てカメラを手にして、すごい懐かしさが押し寄せた、自分の歳がバレちゃいますねと言っていました。
私自身は使い捨てカメラというか、iPhone以前の時代に対する気持ちが懐かしさを超えて、なんというかもう言葉にできないくらいのノスタルジアを感じます。ファッションでもアートでも映画でも2000年代、1990年代、1980年代のものがとにかく見たい。80年代はもうずっとですが、最近は2000年代がなんとも言えないです。

話を戻すと、このプロジェクトの魅力は、使い捨てカメラならではの制約からなる偶然に出会う美しさ。
撮ったその場で確認や修正ができない、不便さゆえの良さ、デジタルにはない独特の質感。その質感の中にあるAraksのカラフルなランジェリーと、撮る人の個性が合わさる瞬間に惹かれます。

だから私は いつもAraks のランジェリーを “アートピース” と表現しています。15年前から、1ミリもブレない洗練さのあるランジェリーに毎シーズン心を動かされ続けています。

Araksのランジェリーを手にした時、身につけた時、自分ならどんな作品を撮りたいですか?

ぜひこちらからご覧ください。